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三徳山への登山道は投入堂までの1本のみであり、山頂まで登ることはできない。
また登山道は三仏寺の境内でもあり、貴重な植物も見られるため、マナーを守った登山を心がけてほしい。危険な箇所や鎖場も多くあるため、しっかりとした準備で登るようにしたい。
登山道は全長700メートル、高低差は200メートルである。
三徳バス停から急な石段を登ると、3つの宿坊を過ぎて三仏寺の本堂に着く。
奥院である投入堂へは、本堂裏手の登山事務所で入山受付を行う必要がある。
投入堂への山道は非常に険しく、登山に不適当な服装や靴を着用している者は入山を拒否されることがある(特に女性のスカート姿は厳禁)。
このような三仏寺の厳しい対応にもかかわらず、滑落事故はあとを絶たないため現在では一人での入山は拒否されている。
下山時には登山事務所でたすきを返納し下山時間を入山届に記入することにより、入山者の下山の確認を行い不慮の事故に備えている。
本堂裏手が登山口になっており、入山料(200円)を払い、安全祈願の輪袈裟とお札をもらう。
本堂裏の宿入橋からの高低差200メートル、全長ほぼ700メートルの行程は全て難所と言ってよく、ところによっては鉄の鎖やロープ、時にはむき出しになっている木の根だけを頼りにしがみついて、その都度足場を確保しながら登り下りすることになる。
朱塗りの宿入橋を渡ると、すぐに難所として知られるカズラ坂である。むき出しとなった木の根を伝ってよじ登る難所のため、ホールドをしっかりと確保して登ること。
いかにも山岳信仰の中心地らしく、山の麓から投入堂までの道程のうち、特に麓から鐘楼までは、起伏に富んだ自然の山道がほとんど改良されることなく、以前のままの状態で残されているため、非常に過酷な部分が多い。
カズラ坂を過ぎると急傾斜の山道となる。さらに岩石の断崖に設けられた鎖をよじ登ると文殊堂に着く。
ここからは岩場の尾根道となり、危険な箇所が続く。
途中には野際稲荷、文殊堂、地蔵堂、鐘楼堂、納経堂、観音堂、元結掛堂、不動堂などが建つ(文殊堂、地蔵堂、納経堂は重要文化財、他は鳥取県指定保護文化財)。
鐘楼堂から先は最後の難所である馬の背・牛の背を通る。
ここは傾斜はなだらかであり、樹木に覆われているので難所に見えないが、左右両側とも切り立った断崖絶壁であり、過去に滑落事故・死亡事故が何度も起きている。
牛の背を過ぎると、なだらかな岩場を納経堂・観音堂・元結掛堂と過ぎ、狭い断崖の道を回り込むと、投入堂の優美な姿が忽然と現れる。
自然と人智の作りだした至高の美を心ゆくまで眺めてほしい。
なお、難所は下りの方がはるかに通過困難になることは留意すべきである。
下山は来た道を戻るが、難所・危険箇所は登りより下りの方が数倍危険である。慎重に下山すること。
下山したあとは、境内の茶屋で三徳豆腐や山菜天ぷら、精進料理などで、登山の疲れを癒すのもよいだろう。
三仏寺本堂近くにある宝物殿には、投入堂の正本尊である蔵王権現立像(重要文化財)や投入堂棟札・古材(ともに国宝)が展示されている。
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