| 鳥取砂丘は鳥取市の北方、日本海岸にあり、東西約16キロメートル、南北2キロメートルに及ぶ。
中国山脈を構成する花崗岩が分解して千代川等により日本海に流し出された細砂が東北の強風により打上げられ堆積したものである。
最大高低差は90mにもなり、すり鉢に似た形に大きく窪んだ「すりばち」と呼ばれる地形も有名で、特に大きなすりばち(「大すりばち」などと呼ばれる)は40mの高さにもなる。
すりばちの斜面にあり、簾を連想させる「風簾(ふうれん)」といった模様や、風速5〜6m程度の風によって形作られる「風紋(ふうもん)」と呼ばれる筋状の模様も有名である。
鳥取砂丘も、よく見ると、ところによって砂の色にちがいがあるのに気づく。
海辺に近いところの砂は白灰色に輝くが、内陸に入るにつれ、しだいに淡黄色から黄褐色へと変化し、砂の色はみな同じではないことがわかる。
さらに砂丘を歩いて行くと、ところどころ赤土が露出した場所にでる。これは、約五万年前の火山活動で堆積した地層である。
この火山灰層を境に、下部の砂丘を「古砂丘」、上部の砂丘を「新砂丘」と呼んでいる。
鳥取砂丘には、3本の砂丘列が日本海とほぼ平行に走っている。
鳥取砂丘が天然記念物に指定される前までは、陸側の砂丘列から数えて、第一、第二、第三砂丘列と呼称していた。
現在では逆に海側から、第一、第二、第三としている。
これには、砂移動の減少が原因で陸側の砂丘列が消滅してしまった場合でも呼称に都合が良いよう、という理由がある。
コウボウムギ、ハイネズ、ハマヒルガオなどの大群落があって砂丘植物の典型的自生地としての価値も極めて大きい。
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